コーヒーの抽出技術を競う全国大会で福井県勢初の優勝を果たした敦賀市本町1丁目のコーヒー専門店「新田珈琲」店主の新田和雄さん(49)が12月13日、市役所を訪れ、米澤光治市長らに報告した。

 大会は、一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会(東京)が主催する「ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ」で、9月に東京ビッグサイトで決勝が行われた。新田さんは「5回目の挑戦で初めて決勝に進み、優勝を勝ち取ることができた」と充実感をにじませた。

 妻の千香子さん(47)は2018年にコーヒーの味などの違いを判別する全国大会で優勝している。米澤市長は「夫婦で日本一の方が敦賀にいるということが本当にすごいこと。商店街で(お店を)やっていただいており、通りの雰囲気もいい。敦賀の自慢です」とたたえた。報告後には和雄さんが抽出した「敦賀ブレンド」の試飲もあり、米澤市長らが日本一の味を堪能した。

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