
福井県高浜町で昨年6月に行われた6年に1度の「高浜七年祭」のフォトブックが発行された。同町地域おこし協力隊員でドイツ出身のカメラマンらが神輿(みこし)や囃子(はやし)、神楽などの芸能、フィナーレの「足洗いの儀」など祭りのハイライトをくまなく撮影。まちの熱気や男衆の表情など躍動感あふれるシーンが満載されている。
県指定無形民俗文化財の「七年祭」は同町宮崎にある佐伎治(さきち)神社の式年大祭。450年以上の歴史があるとされ、京都の祇園祭と同様に疫病を鎮める御霊会(ごりょうえ)の性質を持つという。昨年6月15~21日の7日間にわたって行われた。
フォトブックは祭りを写真で振り返り次代への資料にと、高浜まちづくりネットワークが発行した。撮影は町地域おこし協力隊で、カメラマンのフロリアン・コシェラさん=ドイツ出身=を中心に約10人体制で臨んだ。
本番7日間のほか各地域で行われた稽古や、リハーサルの「顔見世」にも足を運び撮影。初日の神社境内で営まれた「お田植え神事」や神輿を担ぐ男衆のほか、各区の子どもの踊り子や若連中筆頭らの集合写真も収めた。
コシェラさんは2020年から日本で暮らし、その前からも度々、来日していた。京都・祇園祭など各地の祭りも見てきたが、高浜七年祭は「熱くてかっこいい祭りで、町民のプライドがすごかった。太刀振りはパラダイスだった。迫真の表情やジャンプの瞬間を狙った」と振り返る。制作、デザインも担当し、「最後は皆さんの表情を見てもらいたい」と、笑顔や充実した表情の顔写真46枚で締めくくる構成に仕上げた。
A4判の横向き、53ページ。販売していないが、同ネットワークや各公民館、町内公共施設に置いてある。問い合わせは同ネットワーク=電話0770(72)2740。
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