• 集落の家々に家宝として伝わる化粧まわしを着けて披露された相撲甚句=20日、敦賀市阿曽の利椋八幡神社
  • 息の合った舞を次々と披露した赤崎獅子舞=20日、敦賀市赤崎
  • 集落の家々に家宝として伝わる化粧まわしを着けて披露された相撲甚句=20日、敦賀市阿曽の利椋八幡神社
  • 集落の家々に家宝として伝わる化粧まわしを着けて披露された相撲甚句=20日、敦賀市阿曽の利椋八幡神社
  • 息の合った舞いを次々と披露した赤崎獅子舞=20日、敦賀市赤崎
集落の家々に家宝として伝わる化粧まわしを着けて披露された相撲甚句=20日、敦賀市阿曽の利椋八幡神社

 福井県敦賀市東浦地区で9月20日、ともに江戸時代から続き県無形民俗文化財に指定されている阿曽の「阿曽相撲甚句」と赤崎の「赤崎獅子舞」が、それぞれ区内の神社で奉納された。多くの観衆が見守る中、住民らは五穀豊穣(ほうじょう)や悪霊退散、伝統継承への思いを胸に、踊りや舞を披露した。

 350年の歴史がある「阿曽相撲甚句」は同市阿曽の利椋(とくら)八幡神社で営まれた。まず区内外の子どもから大人までが力強い奉納相撲で観衆を沸かせた。

 相撲甚句では、集落の家々に家宝として伝わる豪華な化粧まわしを着けた力士10人が、「よぉ~」っと気合を入れて土俵入り。「そろうたョ~、そろいましたがョ~」と甚句の謡いが始まると、「ヤストコ、ヤストコ、ヤストコ、ショイ」のかけ声とともに踊った。

 途中でテンポを変えながら土俵を回り、観客も体を揺らしながら楽しんでいた。毎年踊っているという森腰さんは「無事終わりほっとした。踊り手が減っているが、伝統をつないでいきたい」と笑顔で話した。

 江戸時代中期からの歴史がある赤崎獅子舞は同市赤崎の八幡神社で行われた。地元の奉賛会員17人が、六つの演目を披露した。獅子頭をかぶり鈴を持った「踊り子」と、おかめの面を着けた「尾持ち」の2人が登場する「鈴の舞」で幕開け。笛や太鼓の音に合わせ、ゆったりと息の合った舞を繰り広げた。演者2人が肩車をして獅子頭を3メートルほどの高さに掲げる華麗な「高山の舞」も演じた。

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