お囃子の合同演奏などがあった「放生のおはやし会」=6日、小浜市まちの駅・旭座

 福井県若狭地方最大の秋祭り「小浜放生祭」が9月19、20日に小浜市小浜地区で行われるのを前に同市まちの駅・旭座で6日、「放生のおはやし会」が開かれ、山車でお囃子(はやし)などを披露する計5区が合同演奏を披露した。合同での演奏は本番では見られない貴重な機会で、市民ら約150人が来場。迫力ある演奏に魅了されていた。

 放生祭は同市男山の八幡神社の例大祭。380年余りの歴史があり、県無形民俗文化財に指定されている。同地区の24区が半数ずつ隔年で出番を務め、おおよそ4種類の演(だ)し物を披露する。このうち9区が山車を担当し、それぞれが区の神社や本陣前で大太鼓、小太鼓、笛によるお囃子を演奏するため、合同で演奏する機会はない。

 合同演奏は2018年の福井国体の開会式と、昨年7月に大阪・関西万博の「恐竜王国福井DAY」で行って以来3度目。過去2回が好評だったため、祭礼委員会が祭り本番を前に機運向上を図ろうと、「おはやし会」を企画した。

 この日はまず今年、出番を務める4区のうち貴船、竜田と、出番ではないが酒井、清滝の各区がそれぞれ演奏。合同演奏では生玉区を加え、計5区の10~60代の総勢約50人が舞台に上がり、お囃子を披露した。息を合わせて「唐子」「獅子」の2曲を演奏し迫力ある音色が会場内に響いた。来場者は山車がまちなかを巡行する光景を頭に浮かべながら聴き入っていた。

 「おはやし会」では大宮区の大太鼓演奏があったほか、県立若狭歴史博物館の垣東敏博元館長の講演が行われ、演し物の歴史などを解説した。

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