
屋形が設置された綱女の石像=小浜市西津小
江戸時代に自らの命とひき替えに野犬から幼児を守ったと伝えられ、福井県小浜市西津小校庭に設置されている少女「綱(つな)」の石像にこのほど、周辺を覆う屋形が取り付けられた。建立から約85年が経過し石碑の風化を防ごうと整備した地元顕彰会は「これからも大切に残したい」と話している。
旧西津村の漁師の娘として生まれた綱は1769年、奉公先で子守中に野犬に襲われた。幼児を抱きかかえて守ったが、数十カ所をかまれ同年7月3日に14歳で生涯を閉じたという。
石像は綱の功績を残そうと1942年、地元有志でつくる団体が製作し同市北塩屋にあった綱女会館(現西津コミュニティセンター)前に建立した。旧西津小(北塩屋)の児童玄関そばに移された後、82年に同校校庭内に移された。
屋形の整備は石碑の管理に当たる同地区の区長会や各種団体でつくる「綱女(つなじょ)顕彰会」が実施した。横約130センチ、奥行き約115センチ、高さ約125センチの御影石製で、8月8日に完成した。
同会事務局の同センターの竹田センター長は「今まではむき出しで風化も進んでいたが屋形ができてひと安心」と話していた。
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