照りつける太陽の下、ずらりと並んだ梅=6日、若狭町田井の西田梅加工場

 福井梅の一大産地、福井県若狭町で、塩漬けした梅の天日干し作業が進んでいる。赤く色づき柔らかくなった梅が一面に敷き詰められ、辺りに甘酸っぱい香りを漂わせている。

 同町田井の西田梅加工場では、高さ約50センチの特製の台を用意し、その上に500枚のせいろを敷いて600平方メートルの干し場を作り、約3トンの梅を並べている。6日は、前日から干していた主力品種「紅映」をひっくり返す作業が行われた。この日の最高気温は美浜町で36・0度を記録。じりじりと太陽が照りつける中、家族ら8人が黙々と作業した。

 同社は屋外で天日干しを行う伝統の製法にこだわり、今季は約12トンの梅干しを生産する。好天で気温が高い日が続いているため良く乾き、塩味の角が取れたまろやかな味わいが期待できそうだという。

 梅はさらにもう1日天日干しした後、再びしそと梅酢で1カ月ほど漬け込み、9月ごろから販売する。3代目の武長さんは「熱中症予防にもなる梅干しを食べて暑い夏を健康に過ごしてほしい」と話した。

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