
博物館通りの老舗の店頭にずらりと並ぶひな人形=4日、敦賀市相生町
ジャズ音楽とひな人形のコラボが楽しめるTHEE COFFEEのひな人形=若狭町熊川
美浜町子ども・子育てサポートセンターに遊びに来た幼児に人気のひな人形=町保健福祉センターはあとぴあ
桃の節句を前に福井県敦賀市の博物館通りにある老舗店や美浜町の公共施設、若狭町の熊川宿にある民家などに表情豊かなひな人形がお目見えした。雪の残るまちなかで一足早く春の訪れを告げている。
老舗店頭に300体超 寄贈や手作り 御殿飾りお目見え 敦賀
敦賀市相生町の博物館通り沿いにある老舗電器店では、300体以上のひな人形が店頭を彩っている。手作りのかわいらしい作品もあり、散歩で通りを歩く親子連れらがガラス越しにのぞき込み、ひな祭りの雰囲気を楽しんでいる。
1924(大正13)年創業の増田清商会店主の妻、増田恵美子さんは通りを華やかにしようと、15年以上前からひな人形を飾っている。
地域住民から譲り受けるなどした豪華な7段飾り7セットのほか、恵美子さん手作りの陶人形や石に描いたお内裏さまとおひなさま、ハマグリやアサリの貝殻に着物の古布を貼って制作したひな人形、つるし飾りなど感性豊かな作品が店内狭しと並ぶ。
今年は大正期以前の作という御殿飾りのひな人形を新たに加えた。知人から譲り受けたもので、現代の7段飾りとは違った独特の風情を醸し出している。
恵美子さんは「セットごとに顔の表情が違い、見ていて楽しい。子どもはもちろん、大人にも見に来てもらい昔懐かしさを感じてほしい」と話している。展示は3月中旬まで。
宿場の趣に彩り 若狭町 民家や店舗32軒 ジャズとコラボも
若狭町熊川の熊川宿では「熊川宿のひなまつり」が開かれている。3月8日までの期間中、民家や飲食店など32軒に7段飾りのひな人形を中心に42組が飾られ、趣のある宿場町に彩りを加えている。
鯖江市の住民から寄贈を受けたことをきっかけに2020年から毎年開催。町内外から寄贈を受けたひな人形や、宿内の住民が長年保管している人形を街道から見える位置に並べている。主催は若狭熊川宿まちづくり特別委員会。
展示場所は軒先に掲げられたピンクののぼり旗が目印。昨年6月にオープンしたジャズ喫茶「THEE COFFEE」では、ジャズレコード棚やスピーカーの上などに男女びなや三人官女、五人ばやしが並べられ、来店者がジャズの音色とともに楽しんでいた。
高さと奥行き約2メートル、幅約1・5メートルの豪華な7段飾りを自宅で展示する同委員会の会長は「冬の熊川宿の散策も合わせて楽しんでくれたら」と話していた。
7段飾り 幼児ら興味津々 美浜・はあとぴあ 写真撮影楽しむ
美浜町保健福祉センターはあとぴあでは、子どもたちに喜んでもらおうと、指定管理者の町社協が1階フロアに7段飾りを設置した。併設の町子ども・子育てサポートセンターに訪れた幼児らが興味深そうに近づくなど和やかな光景が広がっている。
ひな人形は、はあとぴあが完成した1998年ごろに町内の高齢女性から寄付を受けた。センターに遊びに来た親子がひな人形の前で写真を撮るなどして季節感を楽しんでいる。1歳の娘と訪れた観光客は「7段飾りは大きくて家ではなかなか飾れない。娘も興味津々です」と笑顔で話した。
同センターでは、ひな祭りに合わせ17~20日にお内裏さまとおひなさまの手形足形アートの制作体験を開く。
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