「豊臣兄弟」ゆかり１８ヵ所　敦賀市がマップ　史跡、観光スポット美浜と隣県も収録

「豊臣兄弟！」にちなんで敦賀市が作成したリーフレット

　来年放送されるＮＨＫ大河ドラマ「豊臣兄弟！」にちなみ、福井県敦賀市は主人公の豊臣秀長や兄の豊臣秀吉ゆかりの地を掲載するリーフレットを作成した。市内だけでなく美浜町や滋賀県長浜市、彦根市の史跡や観光スポット１８カ所を紹介。豊臣兄弟と敦賀の関わりを示す年表も載せている。

　ドラマ放送で市内外から観光客の増加が見込まれることから、おもてなし向上を図ろうと作った。折り畳み式Ａ３判で１万部作製。敦賀市内の観光施設や公民館のほか、長浜、彦根両市の観光協会などで配布している。

　豊臣兄弟を含む織田信長軍が朝倉義景を討つため攻め入った金ケ崎城跡や、豊臣への忠義を貫いた武将大谷吉継が城主を務めた敦賀城案内碑、吉継が秀吉の命で奉納したと伝わる国宝「朝鮮鐘」が残る常宮神社などを紹介している。吉継と豊臣兄弟の関係にまつわるコラムも掲載している。

　敦賀の歴史を紹介する市立博物館や、大谷吉継に関する展示があるみなとつるが山車（やま）会館に関する情報も盛り込んだ。市の担当者は「彦根や長浜を訪れた人に敦賀にも足を延ばしてもらえれば。リーフレットを手にゆかりの地巡りを楽しんでほしい」としている。