
電池推進遊覧船に自転車を詰み込むモニター参加者=27日、若狭町海山
若狭美浜観光協会(福井県美浜町)と同町は、町レイクセンターの電池推進遊覧船や電動アシスト自転車を移動手段に三方五湖周辺や町内をまわるツアーの商品化に向け11月27日、3日間のモニターツアーを始めた。台湾の旅行会社などから5人が参加、陸上と湖上の両方から自然を体感できるプランに魅力を感じた様子だった。
サイクリストらに三方五湖の豊かな自然を楽しんでもらおうと、同観光協会が主体となってルートを考えた。
参加者らはJR美浜駅を自転車で出発し、若狭町の県年縞博物館に向かった。見学後、自転車で三方湖、菅湖、水月湖岸約10キロを走った。水月湖西側にある桟橋で遊覧船に自転車を載せ、今回のツアーのために新設した水月湖横断航路で町レイクセンターまで移動。再び自転車で宿のある漁村の同町日向に向かった。
ツアーはインバウンド向けを想定している。台湾の旅行会社の社員は「船と自転車の両方で自然を体感できるツアーは面白い。課題を改善していけばいい商品になると思う」と話した。
2日目は、同町新庄で里山サイクリングを楽しみ、最終日は歴史的な町並みが残る同町早瀬の散策などを行った。町は、参加者の意見を参考に、来年度の商品化を目指すとしている。
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