若狭町に飛来したコハクチョウ=21日、同町藤井

 “冬の使者”コハクチョウが福井県若狭町内に飛来している。11月21日は同町藤井の水田で8羽が羽休めしていた。

 シベリアから飛来したとみられる。日本野鳥の会福井県代表の小嶋さんによると、例年11月から飛来し始めて2月末ごろまで見られ、近年はピーク時は100羽を超える。

 21日は成鳥6羽と幼鳥2羽が羽を大きく広げたり、水面を優雅に進んだりしていた。藤井区では、住民が雑草の発芽抑制に加え、コハクチョウが飛来しやすい環境をつくろうと、複数の田んぼを水を張った状態にしている。小嶋さんは「近づき過ぎず静かに観察を楽しんで」と話していた。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)