新緑の美しい初夏は山登りにぴったり!
敦賀・若狭エリアには山登りにぴったりの山々が連なります。

今回は初心者でも安心のスポットから、登山愛好家に人気のコースまでご紹介いたします。

 

登山の前は準備をしっかり

山へ登る前には、服装や持ち物をしっかりと準備してから入山しましょう。

また、最近は熊の目撃情報が増えているので、熊除けの鈴も忘れずに。

準備を万全に整えて山を楽しみましょう!

 

服装

帽子、Tシャツ(速乾性のものが好ましい)、パンツ(綿素材以外のもの)、レギンス(虫除けのため)、ウインドブレーカー等の防寒具、厚手の靴下、トレッキングシューズ。

※気温の変化に対応できるよう、服は重ね着できるものがおすすめ

 

持ち物

リュック、ヘッドライト、水筒、タオル、ゴミ袋、レインウェア、登山計画書、コンパス、地図、筆記用具、ティッシュ、絆創膏・薬、スマホ、熊除けの鈴、行動食(チョコ、水ようかん、飴など)。

【参考】登山届申請書(福井県警察)

 

時間帯

午後の登山はやめましょう。夏は夕立があり、秋は日暮れが早いのを念頭に。

 

マナー

ゴミは必ず持ち帰りましょう。また、自然の草木はむやみに折ってはいけません。

 

その他

クマ・ハチ・毒ヘビ・野犬・いのしし、熊に十分注意しましょう。熊の出没情報は福井県がホームページで掲載しているので、参考にしましょう。

【参考】クマ出没情報(福井県エネルギー環境部自然環境課)

 

 

エリア別登山スポット

敦賀市

\晴れていれば琵琶湖まで見える/

「岩籠山(いわごもりやま)」

標高は765.2m、野坂山や西方ヶ岳(さいほうがだけ)と合わせて「敦賀三山」と呼ばれており、敦賀を代表する山のひとつです。

川沿いを歩く「市橋コース」と、ブナ林が美しい「駄口コース」などがあり、夏季は沢遊びを楽しみながら登れる「市橋コース」が人気です。

晴れていれば周囲の山々はもちろん、北側に敦賀湾と敦賀市街、南側には遠く琵琶湖まで望むことができます。

山頂の東に広がるクマザサの平原は「インディアン平原」と呼ばれ、なだらかに起伏する草原にいくつもの花崗岩の巨石が点在する奇景が展開しています。

【住所】福井県敦賀市駄口
【登山口】市橋登山口(福井県敦賀市市橋)駄口登山口(福井県敦賀市駄口)
【駐車場】あり(駄口登山口はドライブインしのはらに無料駐車場あり)
【関連ページ】若狭ONEWEB/岩籠山(いわごもりやま)

 

\春にはカタクリの花が咲き誇る/

「野坂山(のさかやま)」

別名「敦賀富士」とも呼ばれ、敦賀市のシンボルとして親しまれる標高914mの山。

JR小浜線・粟野駅近くからスタートする約7kmのコース。野坂いこいの森から一の岳までは急な坂道ながら、登山道が整備されているので初心者も安心です。

春には野坂山の尾根に沿って続くブナ林の足元に、可憐なカタクリの花が咲き誇ります。頂上からは遠く琵琶湖も一望できます。

【住所】福井県敦賀市金山
【登山口】野坂いこいの森(福井県敦賀市野坂80-15)
【駐車場】あり・30台
【関連ページ】若狭ONEWEB/カタクリ(野坂山)

 

【参考】
ハイキング特集(敦賀観光協会公式サイト)


 

美浜町

\“花の百名山”は春がおすすめ/

赤坂山・三国山

三国山は美浜町・敦賀市・滋賀県の境にある標高876.3mの山で、この山の南西に標高823.8mの赤坂山があります。

両山を結ぶ稜線上には花崗岩が風化しゴツゴツした荒々しい表情を見せる「明王の禿(はげ)」があり、変化に富んだコースが人気です。

赤坂山は遊歩道が整備されていて春には可憐な花々が登山者を楽しませています。

山と渓谷社発刊の「花の百名山登山ガイド」、「関西百名山」に選定されています。

【住所】福井県三方郡美浜町新庄
【登山口】赤坂山登山口(福井県三方郡美浜町新庄)
【駐車場】あり

 

【参考】
若狭美浜トレイル(若狭美浜観光協会公式サイト


 

若狭町

\大草原からの眺望は必見/

三十三間山(さんじゅうさんげんざん)

福井県若狭町と滋賀県高島市との境に位置する、関西百名山に選定されている標高842mの山。「三十三間山」という名は、京都の三十三間堂の棟木に使う材木をこの山から切り出したことに由来するそう。

若狭町倉見集落の登山口から山頂までは約4km、およそ2時間でたどり着きます。

山頂直下には熊笹とススキが群生する大草原が広がり、若狭湾や滋賀の山々、遠くに白山も眺められます。

 

 

小浜市

\ダイナミックな自然美を堪能/

久須夜ヶ岳(くすやがだけ)・蘇洞門(そとも)

標高618.7mの久須夜ヶ岳の山頂をスタートに、内外海半島にある登山口を通り、ゴールの岬を目指します。

ゴールにある景勝地「蘇洞門(そとも)」では、日本海の荒波がつくりあげたダイナミックな景観を見ることが出来ます。

他の登山とは異なり、一旦海まで下って山に登り返すのが特徴の変則的なコースは登山愛好家に人気です。

 

 

おおい町

\春はシャクナゲが見ごろ/

頭巾山(とうきんざん)

福井県おおい町と京都府綾部市および京都府南丹市の境にある標高871mの山。弘法大師の雨ごいの祈とうが行われた場所と言い伝えられており、古くから水の守り神として、山麓の集落から敬われています。

ニホンカモシカ等の大型ほ乳類も生息するなど貴重な自然が残されており、中腹には落差30mの雄大な「野鹿の滝」があり、訪れる人の心を癒してくれます。天然記念物シャクナゲの群生地もあり、春山登山も人気です。

【住所】福井県大飯郡おおい町名田庄納田終
【登山口】頭巾山登山口(おおい町名田庄)※マップは野鹿の滝
【駐車場】なし(野鹿の滝近隣にはあり)

 

 

高浜町

\『日本の夕陽百選』の夕陽を眺める/

青葉山(あおばやま)

美しい山容から別名「若狭富士」と呼ばれる高浜町のシンボルです。標高693mで、約500種類の有用植物が自生し、天然記念物のオオキンレイカをはじめ、希少植物にも出会える山です。

高浜から見る青葉山に沈む夕日は「日本の夕陽百選」にも選ばれており、透明な海と青葉山の風景は思わずカメラを向けたくなる景観です。バラエティーに富んだ登山コースも人気です。

 

 

\高浜を一望できる/

妙見山(みょうけんさん)

高浜市街地の南側に位置する標高約142mの山。かつてこの地を治めた逸見氏の城跡「砕導(さいち)山城」があり、遺構が数多く残ります。

山頂には妙見宮(みょうけんぐう)があり、鳥居が訪れる人を出迎えてくれます。

高浜の町並みや明鏡洞の海岸景観を一望でき、夏の夜は沖合の漁火を眺めることもできます。佐伎治神社の境内に登り口があり、気軽に登山できます。

【住所】福井県大飯郡高浜町宮崎
【登山口】佐伎治神社 境内(福井県大飯郡高浜町宮崎59-3)
【駐車場】あり・佐伎治神社(10台)

 

【参考】
高浜の登山ハイキング(若狭高浜観光協会公式サイト)