敦賀高商業科の生徒が制作に携わった北陸新幹線敦賀開業に向けたカウントダウンボードがこのほど、福井県敦賀市のアル・プラザ敦賀と同市役所にお目見えした。生徒それぞれのお薦めの場所や景色の写真と共に開業までの日数を伝え、機運を高めている。
ボードの設置は、市の事業「北陸新幹線敦賀開業みんなで応援プロジェクト」の一環。商業科の2年生6人が、事業を受託している嶺南ケーブルネットワーク(RCN)と共に、7月から制作を進めてきた。
縦約2・1メートル、横約1・8メートルのアルミ複合板パネルに47インチのモニターが取り付けられており、高校生が自ら撮影した場所や景色の写真とともにカウントダウンしている。文字の挿入などの編集も高校生が行った。100日前の7日は金ケ崎緑地、8日は市総合運動公園、9日は松島第4公園だった。モニターでは新作の市プロモーション動画なども流している。
9日はアル・プラザ敦賀でお披露目会が行われた。生徒は「頑張って作ったものを多くの人に見てもらえるのはとてもうれしい」と話していた。同店では正面出入り口に、市役所では1階市民課窓口横に設置されている。
6人はこのほか、カウントダウン卓上カレンダーの制作にも携わった。商業科の2年生全29人はインスタグラムとX(旧ツイッター)の市新幹線誘客課公式アカウントでの情報発信にも取り組んでいる。「敦賀のおいしい食べ物をPRしたい」と意気込んでいた。
カレンダーは1部1100円(税込み)で購入でき、売り上げは高校生の情報発信のための取材活動に充てられる。問い合わせはRCN=電話0770(24)4103。
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