個性豊かな力作が並ぶ美浜美術展の展覧会=25日、美浜町生涯学習センターなびあす

 現代美術の全国公募展「第34回美浜美術展」(福井県美浜町、町教委、福井新聞社、関西電力主催)の展覧会が11月25日、町生涯学習センターなびあすで始まった。個性豊かな入賞・入選作など51点が来場者を楽しませている。12月3日まで。

 応募151点から大賞に選ばれた平田詩織さんの「self-portrait 09」など入賞5点、入選45点を紹介。審査員を務めた画家の安達博文さんの作品も展示されている。

 平田さんの作品は、自身の顔を白色の絵の具でペイントし、シェービングクリームをかぶった写真をパソコンに取り込み、紙の折り目や破れのデザインを重ね合わせた。下部の茶色の長方形が作品全体を引き締めている。福井新聞社賞の虞杰(ぐけつ)さんの「お酌」は、料亭の女将(おかみ)が男性客に日本酒をついでいる場面を油性絵の具で描いている。

 県内からは27点の応募があり、うち5点が入選した。

 表彰式は29日午後1時から、審査員によるギャラリートークは同1時半から、なびあすで開かれる。

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