福井県おおい町名田庄地区特産のジネンジョを販売する「第25回じねんじょ祭り」が11月19日、同町名田庄久坂のあきない館前で開かれた。大小約1300本のジネンジョが並び、買い求める住民や観光客でにぎわった。
同地区のジネンジョは1982年から住民が特産化を目指し栽培。寒暖差が大きい気候で育ったジネンジョは、粘り気が強く甘みがあるのが特徴となっている。
即売会には、名田庄自然薯生産組合の組合員らが重さ300グラム~1・7キロのジネンジョを昨年より100本多い約1300本用意。通常より約1割ほど安い値段で販売した。
午前9時の販売前から行列ができ、来場者はジネンジョを手に取りじっくり太さや重さを品定めし買い求めていた。中には20本近くを購入した人もおり、4時間ほどで完売した。
組合によると猛暑の影響はみられず生育は順調で昨年よりも太いものが多いという。12月末まで出荷される見込み。
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