サバのしょうゆ干し(左)をほぐし身にしてまぶした「『若狭おばま醤油干し』ねこまんま丼」=1日、小浜市川崎3丁目の「濱の四季」

 福井県小浜市の第三セクター「まちづくり小浜」が運営するレストラン「濱の四季」(川崎3丁目)は3日から、サバの「しょうゆ干し」をほぐし身で味わえる新メニュー「『若狭おばま醤油(しょうゆ)干し』ねこまんま丼」を提供する。

 しょうゆ干しは、サバやレンコダイなどの魚をしょうゆに漬けて一夜干しした同市の伝統加工品。江戸時代から続くとされ、地域に根付く食文化を継承・PRする文化庁の「100年フード」に昨年認定された。

 濱の四季では、しょうゆ干しは既にメニューとして提供しているものの、伝統加工技術の継承や100年フード認定の周知へ新メニューを開発した。

 「ねこまんま丼」は、サバのしょうゆ干しのほぐし身と削り節をご飯の上にまぶした。凝縮されたサバのうまみと深みのある香りが口に広がる一品に仕上がっている。締めは昆布だし汁や特製の魚介白湯(ぱいたん)スープをかけて味の変化を楽しめる。

 1600円。通年メニューで、予約なしで提供する。営業時間は午前11時~午後3時。第3水曜は定休。濱の四季=電話0770(53)0141。

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