• P-1グランプリでプリンを味わう来場者=29日、小浜市川崎3丁目
  • 来場者(右)に自慢の逸品をアピールする出店者=29日、小浜市川崎3丁目
P-1グランプリでプリンを味わう来場者=29日、小浜市川崎3丁目

 ナンバーワンのプリンを決めるイベント「P-1グランプリ」が10月29日、福井県小浜市食文化館特設会場で開かれた。県内外12店舗の自慢の逸品を来場者が試食・投票した結果、Venite(ヴェニーテ)=山梨県=が2連覇を果たした。

 プリンを活用して地域活性化につなげようと、市内のパン屋や飲食店などでつくる実行委員会が主催し9回目。来場者500人が全店舗を巡って試食し、3店舗を選んで投票した。

 プリンは卵や砂糖などの素材にこだわったものや、米こうじを混ぜ甘酒のような味わいのものなどさまざま。会場には多くの家族連れが訪れ、バラエティー豊かなプリンの数々を味わっていた。販売会もあり、それぞれ気に入ったプリンを買い求めていた。

 京都府から家族3人で訪れた男性は「一つ一つ味が違い、店の個性が感じられておもしろい」と話し、娘さんは「たくさんプリンが食べられてよかった」と笑顔を見せた。

 1位に選ばれたヴェニーテの「究極のなめらかプリン」は卵や砂糖、生クリームのバランスが取れ、硬めながら口の中ですぐになくなるほど濃厚で滑らかな口当たりが特長。オーナーシェフは「スイーツ激戦区からの出店もありドキドキだったが連覇できてほっとした。3連覇目指して来年も出場したい」と話していた。2位は菓子屋月ノ葉(兵庫)、県内からは志保重(小浜市)が特別賞を受賞した。

 クレーン車やショベルカー、高所作業車などが並ぶ「はたらくくるまinOBAMA」も開かれ、子どもたちの人気を集めていた。

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