来年3月の北陸新幹線県内延伸に向け、福井県敦賀市が官民連携で整備したJR敦賀駅西地区エリアTSURUGA POLT SQUARE「otta(オッタ)」が、土地の有効活用や維持管理の模範的事例や成功モデルを表彰する本年度「土地活用モデル大賞」最高賞の国土交通大臣賞を受賞した。
オッタは立体駐車場に隣接するAゾーン(約4300平方メートル)と、市道を挟んだBゾーン(約3600平方メートル)の市有地に昨年9月オープンした。Aゾーンは公設書店「ちえなみき」や飲食棟、芝生の広場公園などで構成。Bゾーンには「ホテルグランビナリオTSURUGA」、嶺南初出店の「スターバックスコーヒー敦賀駅前店」がある。子育て支援施設もあり、市外からの観光客らに加えて日常的なにぎわいも創出し1年で70万人が来場した。
モデル大賞は一般財団法人都市みらい推進機構(東京)が主催しており本年度で20回目。10月25日に都内で表彰式があり、市都市整備部の小川明部長は「プロジェクト関係者の熱い思いが受賞につながったと思う。絶えず改善に努め、持続可能なまちづくりに取り組んでいきたい」と話した。
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