改訂された美浜、若狭両町の飲食店を紹介する冊子「三方五湖ごはんBook」=若狭町中央のわかさ東商工会本所

 来年3月の北陸新幹線敦賀開業に向けて福井県美浜、若狭両町の飲食店の周知強化を図ろうと、わかさ東商工会はこのほど、両町の店舗を紹介する冊子「三方五湖ごはんBook」を改訂した。価格や営業時間などを更新したほか、観光施設の情報も充実させた。

 同冊子は昨年3月、新型コロナ禍で経済的打撃を受けた地元飲食店を盛り上げようと、初めて発刊した。原材料価格の高騰で値上げした店が多かったため、作り直した。

 計53店舗を掲載。三方五湖周辺や熊川宿など、4エリアに分けて紹介しており、各店舗とも看板メニューの写真を大きく載せ、食欲をそそる構成になっている。▽うなぎ▽海鮮▽お肉▽ソースカツ丼―の項目でまとめて紹介しているページもある。価格や営業時間などは6月末時点の情報に改めた。

 観光施設の情報は昨年4月にオープンした「YUMI KATSURA MUSEUM WAKASA」(若狭町)や今年4月に開業した美浜町レイクセンター、6月に開業した道の駅「若狭美浜はまびより」(美浜町)を新たに加えた。わかさ東商工会の担当者は「冊子を片手に食べ歩きや観光を楽しんでほしい」と期待している。

 冊子はA5判80ページで、3万部発行した。両町の飲食店や民宿、観光施設などで無料配布している。問い合わせは同商工会本所=電話0770(45)0222。

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