福井県敦賀市は総合観光パンフレット「つるがきらめき旅日和」を1万部発行した。敦賀駅を発着点にした1泊2日のモデルコースや、「鉄道と港の旅」「神社仏閣をめぐる旅」「気比の松原と夏を楽しむ旅」など目的別に市内の観光情報をまとめている。「敦賀を訪れる人の旅が、きらきらと輝くものになってほしい」との願いが込められた1冊に仕上がっている。
来年3月に北陸新幹線敦賀開業が迫る中、敦賀の魅力を発信して観光誘客につなげようと製作。2014年発行の市総合観光パンフレット「敦賀てくてくまちある記」のデザイン、内容とも全面的にリニューアルした。ひと回り大きいA4サイズとし、QRコードを配置して各種のウェブページにスマートフォンでアクセスしやすくした。
タイトルは北陸新幹線の愛称「かがやき」や、敦賀湾の「ゆらめき」、笑顔の「きらめき」などから名付けた。表紙の写真は雲一つない青空とエメラルドグリーンの海、松の青葉が美しい「気比の松原」を採用した。
巻頭は敦賀駅西エリア「otta(オッタ)」と、話題の公設書店「ちえなみき」を紹介。「鉄道と港の旅」では敦賀赤レンガ倉庫や旧敦賀港駅ランプ小屋、国の重要文化財旧大和田銀行本店本館を活用した市立博物館など「鉄道と港のまち」を象徴するスポットをまとめた。
「神社仏閣をめぐる旅」では日本三大木造鳥居のある気比神宮や、桜の名所でもある金崎宮、国宝・朝鮮鐘を所蔵する常宮神社などを網羅。「自然散策・ハイキングの旅」では敦賀富士とも称される野坂岳や中池見湿地へといざなう内容となっている。
海鮮丼やソースカツ丼、敦賀ふぐ、敦賀真鯛(まだい)などのグルメも紹介している。
敦賀駅交流施設オルパークほか市内主要観光施設などで配布。デジタルブックにも対応しており、市ホームページで閲覧、ダウンロードできる。問い合わせは市観光交流課=電話0770(22)8128。
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