一棟貸しホテルやキャンプサイト、アウトドア体験を提供する複合アウトドア施設「山座熊川(さんざくまがわ)」が10月15日、若狭町河内にオープンした。一般客の受け入れは来年3月20日から。
町が2020年度から進めている「若狭アドベンチャーツーリズム拠点整備事業」の中核施設。熊川地区の活性化に取り組む第三セクター「クマツグ」と官民連携で整備を進めてきた。
この日オープンした宿泊エリアには、5万平方メートルの敷地に、木造2階建ての一棟貸しホテル6棟、電源やシャワー、トイレを備えたオートキャンプサイト12区画、日帰りBBQができるテラスを備えた管理棟がある。
このほかダム湖でのスタンドアップパドルボード(SUP)やカヤックのツアー、ガイド付きハイキングといったメニューを提供する。
現地で県や町、地元関係者ら約80人を招いた式典が開かれ、渡辺英朗町長が「アウトドア施設や体験プログラムの充実を図り全国からこの若狭熊川の地に足を運んでいただきたい」と式辞を述べ、クマツグの西野源城社長が「山座熊川を町の観光拠点となるよう頑張りたい」とあいさつ、テープカットした。
宿泊エリアは11月までは町民など関係者のみ受け入れ、12月から冬季休業。来年3月20日から営業再開する予定。一般客の予約はホームページ(https://sanza-kumagawa.com/)から。料金は一棟貸し(朝夕2食付きプラン)で4万8千円から、オートキャンプ(食事無し)1万円から。
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