国の重要文化財に指定されている福井県小浜市堅海の長慶院所蔵の「木造観音菩薩坐像(ぼさつざぞう)」が10月16日、同院収蔵庫で16年ぶりに開帳された。
像は一木造りで高さは約100センチ。平安時代中期となる10世紀前半に作られたとみられ、1967年に国重要文化財に指定された。17年ごとに開帳しているが、1年前倒しで行った。
開帳には区内の檀家から約15人が集まった。住職のお経が響き渡る中、優しい表情で堂々とした雰囲気を持つ仏像を前に、祈りをささげていた。
17日に法要を営み、18日午後3時まで開帳している。
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