若狭路の春の訪れを感じよう♪ 自然豊かな６市町の桜の名所を紹介します。

境内地の大部分が南北朝時代の山城「金ヶ崎城」の旧跡で、現在は人々の憩いの場になっている金崎宮。難関突破や恋愛成就などのご利益がある金崎宮は、桜の名所としても人気のスポットです。「恋の宮」とも呼ばれ、境内の桜が咲く盛りの時期に「花換まつり」が行われます。ここで桜の枝を交換したカップルは幸せになれるというロマンチックな言い伝えがあります。

若狭湾に面する常神半島の神子地区では、春になると山頂から海へ向かって一斉にヤマザクラが咲き誇ります。その数の多さに地元の人からは「千本桜」とも呼ばれ、県の天然記念物にも指定されています。見頃の時期には常神半島が薄紅色に染まり、海の青とのコントラストはまさに絶景。船上から花見をすると、ひときわ美しい光景が楽しめます。

小浜市街の西端、小浜湾に面し、海望山の東麓に位置する小浜公園。春には園内一円に咲き誇るソメイヨシノと海の音に包まれ、ゆったりとした時間を過ごせます。また、展望台からは市街地や若狭湾が一望でき、周囲に広がる重要伝統的建造物群保存地区の古い町並みも楽しむことができます。

山あいにあるおおい町名田庄地区。その名田庄久坂橋のあたりから南川沿いに桜が咲き誇り壮観な景色が広がっています。桜並木は約10キロも続き、ほぼ手付かずの深い杉林とその間をぬうように流れる南川の清流、そして桜がおりなす美しい景観に心を奪われること間違いなしです。

室町時代に築城された高浜城跡の公園で、日本海や若狭富士が眺められる絶景のスポットです。春には淡いピンクの桜でいっぱいになり、多くの観光客で賑わいます。公園内には遊歩道が整備されており、桜の花見を楽しみながら、のんびりと散策するのもおすすめ。遊歩道を進むと展望台があり、さまざまな奇岩や若狭湾などの美しい眺めが楽しめます。また夕日百景に選ばれた青葉山に沈む美しい夕日も鑑賞できます。

さだまさしさん原作の映画「サクラサク」のロケ地として知られる瑞林寺。この地は、さだまさしさんの実父が幼少のころ住んでいた思い出の場所であり、家族がひとつになれるクライマックスシーンのシンボルとして、寺の隣の丘に立つ桜が撮影されました。その丘からは、のどかな早瀬の漁村と若狭湾、久々子湖など素晴らしい眺望を満喫できます。