
お水送りに向け、結界を設置する地元住民=23日、小浜市神宮寺の若狭神宮寺
福井県小浜市の若狭神宮寺周辺で3月2日に営まれる伝統行事「お水送り」に向け、地元住民らが2月23日、同寺境内で大護摩法要など神事を営む神聖な場所と見学客などを隔てる「結界」を設置した。
うのせ講・お水送り保存会、神宮寺区壮年会などから40人ほどが参加。火がたかれる護摩壇の周囲に、くいを打ち付け、そこに丸太を縄でくくりつけていき丸太で縦約14メートル、横約17メートルの柵を設置。当日たいまつ行列が歩くルートにも柵を設けた。雪が降りしきる中、協力して作業を進め結界を完成させていった。
同壮年会は「いよいよ神事が近づいてきたと実感する。当日は事故などがないよう、しっかりサポートしたい」と話した。
(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)