• モニターツアー「A!TTEMIRU WAKASA」のチラシ
モニターツアー「A!TTEMIRU WAKASA」のチラシ

 福井県小浜市の食や伝統工芸を支える人と、ゆかりの場所を巡るモニターツアー「A!TTEMIRU WAKASA」(あってみる わかさ)が3月14日から1泊2日の日程で行われる。伝統食の「へしこ」と若狭塗の製造現場などをそれぞれ訪ねる2コースがあり、魅力を楽しんでもらう。3月2日まで参加者を募っている。

 若狭湾観光連盟が北陸新幹線県内開業を機に嶺南以西への誘客を図る旅行商品の開発を目指し企画した。

 初日は2コースに分かれて市内を巡る。「発酵文化コース」は同市田烏を訪問。へしこの伝統的な製法を続ける「民宿佐助」や、旧田烏小を活用した市水産業活性化拠点施設「さかなの学校 うちとみkitchen(キッチン)」で、“名人”2人の製造方法を見学、試食も行い若狭の発酵文化を楽しむ。

 「伝統工芸若狭塗コース」は、ミュージアムなどを備えたGOSHOEN(北塩屋)で歴史などを学び、職人の古川勝彦さんの工房を訪問する。市内の菓子店「伊勢屋」(一番町)の店主上田浩人さんが若狭塗を施した道具で作った和菓子を味わう。

 14日は午後1時に敦賀駅に集合。小浜市食文化館を見学した後、各コースに分かれる。小浜市内に宿泊後、2日目は参加者全員で川崎エリアを巡り、県漁連小浜支所での競りや造船工場の見学、焼き鯖すし作り体験などを行う。

 各コース定員10人(応募者多数の場合は抽選)で、1人1万6500円。詳細は同観光連盟サイトから。申し込みはミフクツーリスト=電話0770(52)1700。

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