• 米こうじと大豆を混ぜ合わせる「おおい夢工房」のメンバー=21日、おおい町本郷
  • 半年間熟成して出来上がった「米こうじみそ」
米こうじと大豆を混ぜ合わせる「おおい夢工房」のメンバー=21日、おおい町本郷

 福井県おおい町の主婦グループ「おおい夢工房」の人気商品「米こうじみそ」の仕込みが最盛期を迎えている。昔ながらの製法で丁寧に手造りしており、半年以上かけてじっくりと熟成、うまみを凝縮していく。作業は3月末まで続けられる。

 同グループは町内の主婦が1997年に立ち上げ、同町の特産品の製造、販売を行っている。米こうじみそは発足時からの主力商品の一つ。町産コシヒカリと県産の大豆を使用しており、安全な商品の目安となる県の認証制度「厳選ふくいの味」を取得している。

 1月21日は同町本郷の加工場でメンバー3人が仕込みに精を出した。数日間、発酵させた米こうじと圧力鍋で煮込んだ大豆を混ぜ、機械でミンチ状にした。空気を抜くため、ミンチ状になったものを握り拳ほどのサイズに丸め、たるに勢いよく投げつけ、敷き詰めていった。半年間熟成させて完成という。この日は50キロを仕込んだ。製造は昨年12月上旬に始まり、今季は約2トンを仕込む予定。

 メンバーは「昔から変わらない『本物』の味。是非味わってもらいたい」と話していた。

 昨季に仕込んだ米こうじみそはおおい、高浜町、小浜市の道の駅やスーパーなどで販売している。500グラムで648円。問い合わせはおおい夢工房=電話0770(77)3002。

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