原発の次世代革新炉開発を巡る動向と今後の展望をテーマにした「つるが国際シンポジウム2023」が11月2、3の両日、福井県敦賀市の若狭湾エネルギー研究センターで開かれる。講演やパネルディスカッションを通して、国内外の事例から現状と課題を学び、人材育成や規制のあり方について考える。
同シンポは敦賀エリアが今後の原子力研究・人材育成拠点となる足がかりとなるよう、文部科学省が県や敦賀市、福井大との共催で定期的に開いている。
2日は「国内で革新炉開発が検討されている経緯」「世界各国の革新炉開発の動向と展望」など国内外の取り組みについて基調講演がある。さらにアメリカ、イギリス、フランスの事例から次世代革新炉開発に関する課題などの紹介も。それらを踏まえて「海外事例から学ぶ次世代革新炉を取り巻く課題と取り組み」と題してパネルディスカッションで理解を深める。
3日はアメリカ、イギリス、日本における規制関係や人材育成の事例についての講演と、「次世代革新炉と人材育成を繋(つな)げるには」と題したパネルディスカッションがある。
2日は午前9時半~午後4時15分、3日は午前9時半~午後4時5分。参加無料で事前申し込みは不要。オンライン視聴の場合は前日までの申し込みが必要。オンライン視聴申し込みやプログラム詳細確認はイベントのページ(「つるが国際シンポジウム2023」で検索)から。オンライン視聴は10月2日から募集開始、プログラムガイドブックは同月下旬に公開予定となっている。
問い合わせは同シンポ運営事務局=電話03(5917)0203。
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