9月16、17日に福井県小浜市で行われる「放生祭(ほうぜまつり)」に合わせ、市は祭りで過去披露された小浜地区24区の出し物の写真をマグネットにした記念グッズを製作した。26日から始まるスタンプラリーのカプセルトイ景品、祭礼当日に行うフォト企画の記念品として、市内外に若狭地方最大の秋祭りをアピールする。
4年ぶりに通常の形で開催される放生祭PRへ初めて企画した。
市職員が手作りで製作。新型コロナウイルス禍前の放生祭で、24区が奉納した神楽、獅子、神輿(みこし)、大太鼓、山車巡行の写真と、区名称を3センチ四方のマグネットにした。また24区とは別に、シークレットマグネット2種類も用意し全26種類ある。
マグネットは26日から9月18日まで▽鯖街道ミュージアム▽山川登美子記念館▽町並み保存資料館▽旧料亭「蓬嶋楼(ほうとうろう)」▽まちの駅―5施設をめぐるスタンプラリーに参加すると入手できる。各施設では放生祭関連の写真や歴史を記したパネル展示などを行う。
3施設以上を巡り、台紙にスタンプを押し同ミュージアムに持ち込む。ミュージアムに設置された任意のマグネット1個が入ったカプセルトイ「鯖ガチャ」を、スタンプ回数に応じ1~2回回すことができる。ラリーは参加無料。期間中、何度でも参加できる。
また祭礼当日にフォト企画を実施、今回出番区となる12区の出し物が分かるように写真を撮り、同ミュージアムで提示すると、その区のマグネットをプレゼントする。
製作に当たった市文化観光課の担当者は「若い世代や子どもたちが楽しみながら放生祭やその歴史に触れてもらえたら」と話している。
スタンプラリーの台紙(チラシ)は、市役所や5施設、市立図書館などにある。問い合わせは同課=電話0770(64)6034。
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