福井県小浜市阿納区で廃業した旅館を改修したホテル「若狭佳日(かじつ)」の整備が全て完了し記念式典が8月1日、同ホテルで行われた。4日にグランドオープン。
市の第三セクターまちづくり小浜が運営するホテル。本館、離れ、別館、蔵、外湯の五つの建物のうち、外湯以外の4棟は今春完成しており、5月中旬から全13部屋のうちの7部屋を先行オープンしていた。
完成した外湯「湯処 内外海(うちとみ)」は漁具倉庫を取り壊し新築した。1階部分は鉄筋コンクリート、2階の風呂部分は木造。延べ床面積140平方メートル。若狭湾と一体となってみえる内風呂が特徴。当面はホテル宿泊客向けとして運用するが、将来的に阿納区の民宿宿泊客も利用できる体制を目指す。
式典には県や市、観光業関係者ら約50人が出席。まちづくり小浜の御子柴社長が「先行オープンから現在まで約400人のお客さまにお泊まりいただき手応えを感じている。このプロジェクトを通し小浜の魅力を世の中に問いたい」とあいさつした。
1泊2食2万8100円から。9月末までは割引価格の特別プランを用意している。予約は公式サイト。問い合わせは若狭佳日=電話0770(54)3010。
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