「ジビエ」は、野生動物の肉を用いた料理のことを指します。鹿や猪は、フレンチやイタリアンでは馴染みのある食材。最近では、和食店やファストフードでも取り入れられ、加工品もスーパーで手軽に購入できるようになりました。
有害捕獲や狩猟で捕獲した野生動物を加工施設で利活用することは、若狭路の豊かな自然環境を守ることにもつながります。若狭路エリアに点在するジビエ料理が食べられる店で、その滋味深い味わいをぜひ楽しんでください。
 

 

あなぐらももんじ(美浜町)

 

気軽に楽しめるジビエ料理が豊富!


「あなぐらももんじ」は、こだわりのジビエ料理が1年を通じて楽しめ、30~40代を中心に幅広い年代に人気の居酒屋です。
 

店名の「ももんじ」は、獣肉のこと。猟師でもある店主は、「美浜町のジビエを広く普及させたい」と、地元・美浜町の猟師から仕入れた鹿肉を使ったメニューを精力的に開発しています。

 

 

ジビエが初めてなら、食べやすい「鹿の串焼き」や「串カツ」、「猪肉コロッケ」がオススメ。値段も350~400円とお手頃です。2023年4月から再開する人気のランチメニュー「MISOボタン丼」の他、美浜町の苺をソースに使った鹿ソテーや、鹿ロングフランク、カツレツ、燻製など、メニューが豊富に揃っています。

 

あなぐらももんじ
福井県三方郡美浜町松原36-1-1
☎0770-32-3131
【営】18:00~23:00 (2023年4月以降は11:30~13:00も営業) 【休】日曜 Instagram WEBサイト

 

ソニョーポリ(敦賀市)

 

ジビエの風味をコクのあるソースで

 

 

幅広い年代に人気のイタリア料理店「ソニョーポリ」は、2015年に三国から敦賀赤レンガ倉庫に移転。海辺のおしゃれな雰囲気の中、福井県産を中心に季節を感じる旬の食材を楽しめます。

 

 
 


ジビエは全て美浜町で捕れたものを使用。じっくり煮込んだ「猪のラグーソース・パスタ」は絶品です。

他にも「猪・鹿の赤ワイン煮込み」「猪・鹿のロースト」など、肉の旨みとコクのあるソースを楽しめるメニューが揃っています。これらのジビエ料理はディナーコースの一品で、2日前までに予約がベストです。
 

 

ソニョーポリ
福井県敦賀市金ケ崎町4‐1 敦賀赤レンガ倉庫
☎0770-47-6707
【営】ランチ11:30~14:00、ディナー18:00~21:00 ジビエ料理は2日前までに要予約 【休】水曜・その他赤レンガ倉庫の休館日に準ずる Facebook WEBサイト

 

café MIROKU(美浜町)

 

里山のジビエ・カフェ

 

 

美浜町新庄の獣肉加工施設とタッグを組んで、いつでも地元美浜のジビエが食べられる森の中のカフェ「MIROKU」。2018年オープンの明るくおしゃれな店内は女性客に人気です。

 

 

オリジナルブレンドの香辛料を使った「スパイスカレー」や、猪と鹿、ハーブをブレンドしたソーセージを味わう「ホットドッグ」、冬場は「ドリア」、日替わりソースをたっぷりかけたプルプルの「ジビエオムライス」もオススメです。

 
 


ジビエメニューは季節や仕入れ状況によって変わりますが、毎日3種類からチョイスでき、ランチはサラダ・ドリンク付きで1,300円ほど。お手頃価格も嬉しいところです。

 

café MIROKU
福井県三方郡美浜町新庄281-1-1
☎0770-32-3369
【営】10:00~17:00  【休】火曜日(1~2月は土・日曜のみ営業) Instagram WEBサイト

 

ホテル流星館(おおい町)

 

通年ジビエを味わえる名店!

京都からの山越えを楽しむライダーや観光客も多く、幅広い層に人気の「ホテル流星館」は、どこか懐かしい風景の中に佇むおおい町営のホテルです。

ホテル内のレストラン銀河は、ジビエが通年食べられる数少ない店の一つで、福井県内で捕れた猪を使った「いのコロ定食(1,200円)」と「猪肉カレー(1,600円)」がいつでも食べられます。

 

 

12月~3月中頃までの冬季に訪れるなら、「ぼたん鍋定食(2,000円)」をぜひ。ジビエに親しんでもらえるようにと、臭みを感じさせないコクのある赤みそ仕立てで、一人でも気軽にいただけます。

 

ホテル流星館
福井県おおい郡おおい町名田庄納田終109-6-1
☎0770-67-3000
【営】11:00~14:00、18:00~21:00(夜の食事のみ利用は要予約)【休】水曜 Facebook WEBサイト