夏風に揺れ、涼やかな音色を響かせるオバマブルーの風鈴=小浜市多田の多田寺

 夏の日差しを受けて瑠璃色の風鈴がきらめき、境内に涼やかな音色が響き渡る。福井県小浜市多田の多田寺で、毎年恒例の風鈴飾りが始まった。地元産の風鈴210個が設置され、訪れた人たちに涼と癒やしを届けている。8月16日まで。

 風鈴は同市福谷に工房を構えるガラス工芸作家、竹田さんが制作した。風鈴の外見(そとみ)(本体)は市内海岸の砂や小浜よっぱらいサバの骨などを使い開発した青いガラス「OBAMA blue(オバマブルー)」を使用。音を鳴らす「舌」には小浜産カキの殻、短冊には若狭和紙を使うなど地元の材料にこだわった。

 同寺では2022年から、小浜の夏の風物詩として親しまれる場所を目指し境内や参道などに風鈴を設置。年々数を増やし、今年は昨年より60個多い210個を飾った。薬師如来は瑠璃色の光で人々を救うとされており、参道にはその光をイメージした「瑠璃の道」などが設けられている。

 住職は「風鈴の音色で“涼”を感じるとともに、薬師さんに健康を祈願し、暑い夏を元気に乗り越えてほしい」と話す。期間中は風鈴をあしらった特別御朱印の頒布や風鈴を模した短冊に願いを書いてつるす企画も実施している。

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