子どもにお菓子を手渡す施設利用者=小浜市山王前1丁目のデイサービスセンター「たぶの木」

 地域の子どもと高齢者が世代を超えて交流する場をつくろうと、福井県小浜市山王前1丁目のデイサービスセンター「たぶの木」に夏休み限定の「駄菓子屋さん」がオープンした。ガムやラムネ、グミなど昔ながらの駄菓子や、アイスなどを並べ、施設利用者が「いらっしゃい」と訪れた子どもたちを笑顔で出迎えている。8月末まで。

 同センターは介護事業などを手がけるライフサービス(名古屋市)が運営しており、現在1日約20人が通所している。これまでクリスマス会など単発の交流事業は行ってきたが、施設の利用者に準備や接客など、それぞれに役割を担ってもらい、生きがいつくりやリハビリにつなげようと駄菓子屋コーナーの設置を企画した。

 子どもの夏休みに合わせ7月20日に店開きした。利用者はオープンの約1週間前から接客の練習に取り組み本番に備えてきた。施設玄関前の交流スペースに設置された駄菓子屋コーナーには、1950年代から販売されているお菓子など、高齢者が子どもたちと気軽に話せるよう昔ながらの商品を中心にそろえた。

 小銭を手に保護者に連れられた幼児や小学生を中心に“来店”している。お年寄りは駄菓子を手に「昔からあるお菓子だよ」と、積極的に話しかけるなど交流。子どもたちもあれこれ品定めして「これにする」とお菓子を選び、利用者とのやりとりを楽しんでいる。

 企画を担当した同センターの森下さんは「準備期間から、利用者の意欲の高さを実感した。自然と会話が生まれ、高齢者と子どもたちが顔なじみになる場所になれば」と期待していた。

 駄菓子屋はセンター敷地の出入り口にのぼりが立っていれば営業している(平日午後2~4時)。問い合わせは同施設=電話0770(53)0262。

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