
養殖したイサキをアピールする石川さん=27日、敦賀市蓬莱町の敦賀水産卸売市場
福井県敦賀市手の養殖業者、石川さんが2年前に敦賀湾で養殖を始めたイサキを今月、敦賀水産卸売市場に初出荷した。重さ400~450グラムに育ち、「身は柔らかく、繊細だがうま味がしっかり感じられる」と味にも太鼓判を押す。市内でほかに養殖している人はなく「『福いさき』として定着させて嶺南、嶺北問わず、親しんでもらいたい」としている。
北海道出身の石川さんは関西での料理人経験を経て8年前に敦賀に移住した。敦賀真鯛(まだい)や敦賀ふぐ、若狭まはた、ふくいサーモンを養殖している。
以前から、見た目がきれいなイサキを育ててみたいという思いがあった。現在、養殖している他の魚と出荷時期が重ならない利点があるほか、敦賀真鯛と比べ3分の1ほどの大きさのため、使い勝手の良い魚として需要があると感じ養殖を決めた。
2年前に和歌山県から体長10センチほどの稚魚2千匹を仕入れ、敦賀湾内のいけすで育ててきた。今年9月ごろまでかけて週5日、各20匹程度を敦賀水産卸売市場に出荷する。今年も7月末に2千匹の稚魚を入荷した。
身が柔らかいイサキは刺し身はもちろん、焼いて食べるのもお勧めだという。石川さんは「食べたらおいしさが分かってもらえるはず」と話す。福井で広く親しんでもらいたいとの思いから「福いさき」と名付けた。「サイズが小さく、家庭でも使い勝手がいいと思うし、敦賀でイサキを育てていることを知ってもらいたい」と力を込めた。
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