• 御食国大賞に輝いたヨサコイチーム「若狭踊り屋 祭わ衆」=20日、小浜市川崎3丁目
  • 大量の旗を振り回した旗乱舞
  • 御食国大賞を受賞した「雅夢舎楽」=20日、小浜市食文化館
御食国大賞に輝いたヨサコイチーム「若狭踊り屋 祭わ衆」=20日、小浜市川崎3丁目

 福井県内最大規模を誇るヨサコイイベント「御食国(みけつくに)若狭おばまYOSAKOI祭2025」(福井新聞社後援)は9月20日、小浜市食文化館周辺で開かれた。県内外から28チーム約530人が出演。ダイナミックで躍動感あふれる演舞を披露し、会場を熱気に包んだ。

 2003年の若狭路博開催をきっかけに始まり、今回で21回目。コンテスト形式のYOSAKOI部門に23チーム、踊りを楽しむみけつ部門に5チームが出場した。

 午前10時40分ごろから、市食文化館前の特設ステージと、県漁連小浜支所近くのパレード会場の2カ所で順次演舞を披露。巨大な旗を悠然と振り回し、鳴子や扇子などを手に華麗に楽しく踊る光景に観衆はくぎ付けになっていた。

 午後3時半ごろからはYOSAKOI部門がスタート。雨で時折、中断する中、最高賞の「御食国大賞」を目指し、真剣な表情で気迫あふれる演舞を見せた。結果発表の前には出場チームによる旗乱舞や総踊りもあった。

 御食国大賞は小浜市の「若狭踊り屋 祭わ衆」が獲得し、準大賞は踊っこひおか(兵庫)、優秀賞はチーム飛龍(滋賀)だった。最後に入賞3チームの晴れやかな演舞で幕を下ろした。

 今年はみけつ部門にダンスチームが出場し、子どもたちがキレのある踊りを披露。若狭高書道部のパフォーマンスや名田庄太鼓保存会「勇粋連」の演奏も花を添えた会場ではキッチンカーなどが出店したほか、福井新聞社の移動編集車「風の森号」が出動、福井新聞販売店会小浜支部がオリジナルの新聞「マイ号外」などを配布した。

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