
100万人目の来店者となった滋賀県の今西さん家族(左)=20日、敦賀駅西口の公設民営書店「ちえなみき」
福井県敦賀駅西口の公設民営書店「ちえなみき」の来店者が100万人を突破し9月20日、滋賀県長浜市の家族に記念品が贈られた。
同店は2022年9月にオープン。「書棚空間プロデュース」などを手がける編集工学研究所と丸善雄松堂が指定管理者として運営する。市は当初、来店者数を年間10万人と見込んでいたが、それを上回るペースで推移し、昨年春の北陸新幹線開業を追い風に市外や県外からの来訪者数も伸びている。
100万人目となったのは、8月30日に来店した今西さん家族3人。米澤光治敦賀市長から、1万円分の書籍購入券や、ちえなみきのオリジナルグッズなどが贈られた。
今西さん家族はこれまでも4、5回来店しているといい、「3年で100万人超えはすごいペースで驚いた。店内にはカフェや子どもと本で遊べるスペースがあり、自分たちもいい時間を過ごさせてもらっている」と話した。
今後について、米澤市長は「市内外の人から親しんでもらえる『知の拠点』にしていきたい」。笹本店長は「何度来ても楽しめる空間づくりを頑張りたい」と話した。
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