
高浜七年祭シンポジウムでの発言などをまとめた冊子=高浜町郷土資料館
継承をテーマにした高浜七年祭シンポジウムの冊子には、人口減少が進む中で担い手確保に向けた佐伎治神社の氏子総代の考えや、宮司と専門家が解説した祭りの特徴、歴史が掲載されている。
町文化会館で開かれたシンポジウムには高浜地区内の三つの氏子地域「東山」「中ノ山」「西山」の各代表が登壇。クロストークが行われ、神輿や芸能を担う人材確保のあり方について「各区を横断して解消する必要がある」など、との意見を記したほか、各区の見所も掲載した。
同神社の赤坂康夫宮司が祭りの歴史や意味について語った講演録も収めた。神輿がせめぎ合うなど“けんか祭り”と称されることもあるが歴史を調べると、神事に対する認識にズレがあり、華麗で活気のある祭りだとした。また有識者による由緒の解説もあり、祭りを迎える前に読んでおきたい一冊に仕上げた。
A4判、11ページ。町内全戸に配ったほか、町内4公民館、福井市の県立図書館、小浜市の県立若狭図書学習センターにも閲覧用に配布した。
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