• レインボーライン設立55周年記念の新メニューを監修した秋元さん=レインボーライン山頂公園敷地内のレストラン&カフェ「RAINBOW」
  • 地元食材を使った新メニューのカレー
レインボーライン設立55周年記念の新メニューを監修した秋元さん=レインボーライン山頂公園敷地内のレストラン&カフェ「RAINBOW」

 レインボーライン山頂公園の運営会社「レインボーライン」(美浜町日向)は同社設立55周年を記念し、福井市出身のフレンチシェフ、秋元さくらさんが監修したカレーの提供を同公園敷地内のレストラン&カフェ「RAINBOW」で始めた。若狭の鯖街道にちなんだサバフライなど地元食材が使われており、観光客らから好評を得ている。

 秋元さんは東京・千代田区のフランス家庭料理レストラン「モルソー」のオーナーシェフで、NHKの情報番組「あさイチ」にレギュラー出演するなど多方面で活躍している。今回、同社が秋元さんに新メニューの考案を依頼した。

 メニュー開発に向け秋元さんは3月1日、「RAINBOW」を訪れ、洋食、和食の注文状況などをレストランスタッフにヒアリング。老若男女に食べてもらえ手早く提供できるなどスタッフの要望も踏まえ、開発メニューをカレーに決めた。

 カレーは、ココナツの粉末をルーに混ぜてまろやかさを引き出し、スパイスも効かせて子どもから大人まで食べやすい味わいに。南フランス発祥のペースト「ソースタプナード」を混ぜ込みフレンチ風の要素も取り入れた。サバフライのほか、美浜町内で栽培されたトマトもトッピングしている。

 販売開始した4月6日は、秋元さんが実際に新メニューを来店客にPRし、20食ほど売り上げた。同社設立55周年の7日以降も週末を中心に完売するなど、人気を呼んでいる。カレーは一食1500円で、4月30日までの期間限定販売。秋元さんは「福井らしい食材を分かりやすく入れられた。県内外の多くの人に三方五湖の絶景を見ながらカレーを堪能してほしい」と期待している。

(※福井新聞社提供。無断転載を禁止します。記事に関するお問い合わせは福井新聞社へ。)