• 熊川宿に集結したクラシックカー=21日、若狭町熊川
  • 熊川宿に集結したクラシックカー=21日、若狭町熊川
  • 往年の名車が集結した「ラフェスタ プリマヴェラ」=21日、敦賀市きらめきみなと館駐車場
  • ドライバーに熊川宿をPRする上中小児童=21日、若狭町熊川
  • 敦賀市内の保育園児の歓迎を受けるクラシックカー=21日、ムゼウム駐車場
熊川宿に集結したクラシックカー=21日、若狭町熊川

 クラシックカーの祭典「ラ・フェスタ・プリマヴェラ」で、1930~70年代に製造された約60台が4月21日、福井県嶺南地域を巡った。若狭町の熊川宿では、地元児童や住民らが旗を振りながら迎え、歴史的な町並みに名車がずらりと並んだ。

 祭典では中部・近畿地方をツーリング。2009年から毎年4月に開かれ、今年は18日に名古屋市を出発し、2府6県の約1200キロを4日かけて走行。最終日となったこの日はおおい町から敦賀市まで嶺南5市町をまわり、京都市でゴールした。

 熊川宿では午後2時ごろ、名車が重厚なエンジン音を響かせながら続々と到着。集まったファンが車内をのぞき込んだり、車体の写真を撮ったりして楽しんだ。

 地元の上中小5年生17人は自分たちで作成した熊川宿を紹介するパンフレットをドライバーに手渡した。児童は「地元のことを県外の人に興味を持ってもらえてうれしかった。車の中はめっちゃかっこよかった」と満足げに話した。1953年製のイタリア「バンディーニ 750 スポーツシルーロ」での神戸市からの参加者は「この古い町並みがクラシックカーに合っていているし、風情もあってとても良い場所」と笑顔を見せていた。

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