第7回日本国際観光映像祭の日本部門「プロジェクト」カテゴリーで優秀作品賞に選ばれた「或る姉妹」のサムネイル(高浜町提供)

 福井県高浜、おおい、美浜の3町を舞台にANAグループの「ANA X」(東京)が撮影、制作したショートムービー「或(あ)る姉妹」が日本国際観光映像祭の日本部門「プロジェクト」カテゴリーで、最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞した。

 同映像祭は和歌山大や岡山県立大などでつくる実行委が主催し、2019年から実施。日本の優れた観光映像を表彰するとともに、世界各国の観光映像も紹介している。

 第7回となる今回は国内から138本、海外から1132本の応募があった。カテゴリーごとに実行委が審査、各賞を選出した。

 「或る姉妹」は縦型の動画で、映画監督や映像クリエイターとして活躍する木村さんが監督を務めた。東京で暮らす妹と、離れて暮らす姉の、姉妹のストーリーを4分23秒に収めてある。姉は道の駅「はまびより」(美浜町)や青戸の大橋(おおい町)、シーフードマーケット「UMIKARA」(高浜町)などを舞台に登場。海や砂浜など風光明媚(ふうこうめいび)な風景や、食などを捉えている。

 「プロジェクト」カテゴリーは、映像制作を含めた観光PR企画そのものを対象に表彰。同社は昨年12月、3町の名産品の紹介動画を視聴しながら、商品を購入できるサービス「ANA LIVE SHOPPING」を配信した。「或る姉妹」はこれに合わせ、各観光施設やまちなかで撮影、動画のPRに使用した。

 映像は動画投稿サイト「ユーチューブ」の若狭高浜観光協会公式チャンネルなどで視聴できる。

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