
新幹線と特急を乗り換える2階のコンコースに設置された塩荘の売店=1日、敦賀駅
JR西日本、ジェイアールサービスネット金沢は4月1日、福井県敦賀駅2階の乗り換えコンコースに駅弁の売店「塩荘敦賀駅新幹線売店」を開設した。昨年12月から、弁当やすしを販売するワゴン店舗を営業してきたが、売店の設置で取扱商品数を拡充し、乗り換え客らの利便性向上を図る。
敦賀市の弁当製造販売「塩荘」が販売を担う。これまではワゴンとレジカウンターのみだったが、新たに駅弁を並べる冷蔵ケース、「旨(うま)い駅弁」と書かれた大型のタペストリーを設置し、広いコンコース内でも目立つようにした。
営業時間は毎日午前10時から午後4時で、駅弁は14種類。定番の「角鹿(つぬが)弁当」や「北陸新幹線弁当」のほか、新商品として「大きな鮭(さけ)の入ったこだわり海苔(のり)弁当」(1350円)、焼き鯖(さば)やレンコダイなど4種類を詰め込んだ「角鹿すし」(1100円)の販売も始めた。飲料やお土産用のお菓子も販売する。
塩荘によると、昨年12月からのワゴン販売は想定以上の売れ行きだったと言い、同社は「非常に往来の多いコンコースで、敦賀の弁当、すしをより多くの人に買っていただきたい」と話していた。
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