
収穫がピークを迎えている黒河マナ=27日、敦賀市山
福井県敦賀市山で100年以上栽培されている伝統の春野菜「黒河マナ」の収穫がピークを迎えている。生産者の林さんは手際よく1本ずつ摘み取り、「まとまった雪が降った影響で、例年より甘くておいしい」と太鼓判を押す。収穫は4月中旬まで続く。
黒河マナはアブラナ科の葉物野菜で、優しい甘みとほろ苦さが特徴。茎と葉は塩漬けやおひたし、揚げ豆腐と一緒に煮びたしなどにするとおいしいという。現在は同市山の4、5人が個人で栽培し出荷している。
林さんはつぼみが膨らんだ軟らかい茎を選び、頭から20~25センチのところをポキッポキッと音を立てながら摘み取っていった。今シーズンはまとまった雪が降ったことで、糖度が増しているという。約4アールの畑で300キロと例年より多い収穫量を見込んでいる。
生産者が収穫した黒河マナは市農産物直売所「ふるさと夢市場」(砂流)やJA直売所「旬・ときめき広場」(三島町2丁目)で販売している。店頭に並ぶとあっという間に売り切れることもあるといい、林さんは「心待ちにしている人に食べてもらいたい」と笑顔を見せた。
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