若狭町瓜生小の6年生が考案した地元食材を取り入れた弁当=17日、同校

 福井県若狭町瓜生小の6年生が地元食材を取り入れた弁当を考案し2月17日、同校でお披露目会を行った。ウナギやウメ、レモンなどを使い、持続可能な開発目標(SDGs)も意識した6種類のメニューで構成する弁当を保護者らに振る舞った。

 町をPRするための弁当作りは、6年生18人が総合的な学習の時間で取り組んだ。班ごとに1品ずつ担当し、フードコーディネーターから助言を受けて完成させた。

 おにぎりは▽ウナギと熊川こんにゃく▽山内かぶらと梅▽若狭牛―をそれぞれ使用した3種類がある。町内産のブロッコリーとカボチャ、ベーコン、ジャガイモを重ねた創作料理は年縞(ねんこう)をイメージ。サバのほぐし身とおからを混ぜ球状にして揚げたおかずと、地元産のレモンを使用したケーキもある。食品ロス削減に向け、山内かぶらの葉やレモンの皮なども使った。

 お披露目会では、彩りも豊かな弁当を保護者や松宮毅教育長らに食べてもらい、子どもたちも出来栄えを確認した。児童は「若狭町の食べ物はどれもおいしいということが分かった」と振り返った。

 弁当のレシピは、町内の飲食店などに配られる。

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