6月に福井県高浜町宮崎の佐伎治(さきち)神社などで行われる6年に1度の式年大祭「高浜七年祭」の稽古始めを前に安全祈願祭が1月19日、同神社などで行われた。芸能や神事を奉納する各区の氏子が参加し、祭りの成功を願った。神事を皮切りに稽古が始まり、本格的に祭りのシーズンに突入していく。
同祭は450年以上の歴史があり、京都の祇園祭と同様に疫病を鎮める御霊会(ごりょうえ)の性質を持つ。若狭地域最大級の夏祭りといわれる。
この日、神事には事代、塩土区の計80人が同神社本殿に参集。玉串奉納などが行われた。
塩土区は芸能「太刀振り」の稽古場である町漁村文化伝承館へ移動。芸能衆の2人がなぎなたで演舞する「地清め」を行い安全を祈願した。
事代区の区長は「少子高齢化の課題があるが前回より多くの人数が集まった。けががなく無事祭りを終えられたら」と話した。
塩土区は早ければ21日から、神事「お田植え」を奉納する事代区は2月3日に稽古を開始する。
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