夏の花木、サルスベリが福井県敦賀市常宮の常宮神社で見頃を迎えている。7月31日は色鮮やかな紫色の花が連なって咲き、敦賀湾から吹き抜ける海風に揺られていた。
同神社では約40年前、境内に植えられていたマツが虫の影響でほとんど枯れてしまった。宮本宮司は参拝客に四季折々の花を楽しんでもらおうと、春にはサクラ、夏はサルスベリ、秋はモミジ、冬はウメと年間を通して楽しめる植物を植えた。
サルスベリは、約30年前に本殿脇に幼木を植え、丹精込めて育ててきた。今年は例年より遅い7月10日に咲き始め、同25日ごろ満開に。8月中旬まで咲く見通しという。境内にある赤や白色のサルスベリも咲き始めており、複数の色の花を楽しめる。
宮本宮司は「神様に喜んでもらうために手入れを続けている。参拝客にも夏の花を楽しんでもらえたら」と話していた。
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