福井県小浜市鯉川の若狭鯉川シーサイドパークが6月26日、浜開き(海開き)した。市などによると、一般開放される県内海水浴場では最も早い開設となる。現地で神事と式典が行われ、行政や観光関係者らがシーズン中のにぎわいと安全を祈った。
市や地元、観光関係者ら約20人が出席した。安全祈願の神事に続き式典で谷口副市長が「鯉川は市内海水浴場で海浜面積が最も広く若者から家族連れまでゆったりすごせる。にぎわいと利用者の無事故を願っている」とあいさつし、海にお神酒を注いだ。海上では小浜海上保安署の巡視艇が放水し、浜開きを祝った。
シーサイドパークは海岸線が800メートル続く人工の砂浜で昨年の入り込み客数は約3千人。指定エリアでバーベキューができるほか、ビーチバレーコートも整備されている。
小浜市では田烏を除く7海水浴場が7月10日までに順次開かれるほか、嶺南の主な海水浴場では水晶浜(美浜町)が7月5日、若狭和田ビーチ(高浜町)が6日、気比の松原(敦賀市)が13日から開設される。
地元児童ら駆け込み歓声 若狭湾青少年自然の家
小浜市田烏の国立若狭湾青少年自然の家に面した海岸で7月26日、“海開き”が行われた。県内外の児童や中学生約60人はさっそく海に入り若狭湾の雄大な自然を感じていた。
海岸は同自然の家の利用者専用。この日は内外海小5、6年生23人と、岐阜県の2中学校から2年生計35人が参加した。
セレモニーがあり、玉井所長が「マナーを守りながら海や自然を楽しみ、その中で新しい発見を見いだしてほしい」とあいさつ。各校の代表者が「海の楽しさを感じたい」「他校の人とも交流し、楽しい海開きにしたい」などと述べた。
児童らは歓声を上げ一斉に海に駆け込み水をかけ合ったり、いかだの上から飛び込み思い思いに楽しんでいた。
内外海小5年の児童は「海で泳ぐのが楽しみだった。水温もちょうどよくて気持ちいい」と笑顔で話していた。
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