• 敦賀の観光地やグルメを紹介するパンフレットを制作した生徒たち=11日、敦賀市東浦中
  • 修学旅行先で敦賀の魅力を紹介するパンフレットを配る東浦中の生徒たち=5日、横浜市
敦賀の観光地やグルメを紹介するパンフレットを制作した生徒たち=11日、敦賀市東浦中

 北陸新幹線が開業した福井県敦賀に観光客を呼び込もうと、東浦中の2、3年生7人が修学旅行先で自作のパンフレット「きてみて敦賀」を配った。A4判裏表の三つ折りで、校外学習で取材した市内の観光地やグルメを写真付きで紹介。観光客からは「新幹線で敦賀に遊びに行きたい」「カラフルで見やすい」と好評だった。

 今年2月に市内の観光地を取材。海鮮市場「日本海さかな街」では、日本海側最大級の海鮮市場として多くの観光客が訪れ、カニや干物など人気商品を教わった。常宮神社では敦賀城主の大谷吉継が朝鮮半島から持ち帰ったと伝わる国宝「朝鮮鐘」を見学した。晴明神社には陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明がまつられ、祭壇床下には「祈念石」があることも学んだ。

 ネットなどからも情報を集め、福井と敦賀のヨーロッパ軒の違いも紹介している。特産の東浦みかんは学校の校庭でも育て、甘味と酸味のバランスが良いと記した。東京から敦賀までの新幹線のルート図をつけた。

 パンフは、東京・浅草や新横浜ラーメン博物館などで店員や来館者らに計約70枚を配布。観光客からは「東浦みかんを食べてみたい」「敦賀の魅力をたくさん知れた。今度、新幹線で遊びに行きたい」と声をかけられたという。

 3年の生徒は「パンフを作って自分たちも敦賀は良い場所だと改めて感じた。多くの人に敦賀の魅力が広まってほしい」と期待した。

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