本番に向け練習に熱が入る勇粋連のメンバー=13日、おおい町里山文化交流センター「ぶらっと」

 福井県おおい町の和太鼓グループ「名田庄太鼓保存会 勇粋連(ゆうすいれん)」が今年発足35周年を迎え、記念公演を7月6、7の両日、同町里山文化交流センター「ぶらっと」で開く。息の合った迫力ある演奏を楽しんでもらおうと、メンバーは練習に汗を流している。同会の東会長は「恩返しの気持ちで精いっぱい演奏したい」と意気込んでいる。

 勇粋連は1989年、ふるさと創生事業の一環で旧名田庄村の地域おこしにつなげようと、同村の青年団有志6人が結成した。現在、町内外の中学生から60代の男女23人が所属。小中高生のグループ「小粋連(こいきれん)」も91年に発足し、現在は勇粋連と重複するメンバーも含め町内外11人が在籍している。メンバーは週3回集まり、イベントでの披露に向け腕を磨いている。

 勇粋連公演では13曲を披露する。今回のためにリメークした曲も用意し、迫力ある掛け声とともに太鼓の音を力強く響かせ、本番に向けた練習を続けている。

 ベテランがたたくことが多かった大太鼓は、今回は若手も担う。入会して2年目のメンバーは「曲が多く大変だけど楽しい。心に響く演奏をしたい」と意気込む。立ち上げメンバーでもある東会長は「地域を元気にしたいという思いで始め、ここまで活動が続くことができうれしい。いつもイベントに呼んでくださるみなさんのおかげ。感謝の気持ちを込め演奏したい」と話した。

 6日は、東会長と若狭高書道部によるコラボパフォーマンス、7日は同町の和太鼓グループ「大飯ブレイズ」の演奏もある。小粋連は両日出演する。

 6日は午後7時開演、7日は午後2時から。両日ともに入場料は1500円(前売り千円)。申し込み、問い合わせは東会長=電話090(5687)9981。

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