• 美浜・五木ひろしふるさとマラソンの10キロの部で一斉にスタートするランナー=12日、美浜町丹生
  • 笑顔でウオーキングするウドさん(中央)
  • 出走前にランナーとガッツポーズする土佐さん(中央)
  • マラソン参加者で県内最高齢の林さん
  • バースデーランで力走する浅妻壮真君
  • 4人で選手宣誓する田邉さん一家
  • 撮影スポットとして人気を集めた五木さんのパネル
美浜・五木ひろしふるさとマラソンの10キロの部で一斉にスタートするランナー=12日、美浜町丹生

 福井県美浜町で5月12日に開かれた第36回美浜・五木ひろしふるさとマラソン。ウオーキングを含む5部門に挑んだ子どもからお年寄りまでの参加者は、雄大な海や木々の緑が美しい山々といった豊かな自然を満喫しながら、海岸線で爽やかに汗を流した。(コンディション=午前10時時点、曇り、風2・5メートル、気温20・0度)

 2001年世界選手権女子マラソン銀メダリストの土佐礼子さん、お笑いコンビ「キャイ~ン」のウド鈴木さんがゲストとして、それぞれ5キロ、ウオーキングに参加。ランナーや町民と握手やハイタッチを交わして交流を深めた。

 2人は20年度の大会に参加する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で大会は中止に。今回、町から再度参加を依頼し実現した。

 土佐さんは5キロ完走後すぐにゴール手前に行き、帰ってくるランナーとハイタッチ。「あと少し」などと声をかけてスパートを後押ししていた。「沿道の方も含め多くの人と交流できたので良かった」と話した。

 ウドさんは写真撮影や握手に気さくに応じ、ウオーキングは参加者と笑顔で話しながら楽しんでいた。「美しい景色を見ながら皆さんと歩くのは幸せだと感じた」と笑った。

 今大会のマラソン部門参加者で県内最高齢の男性は5キロの部で完走。目標の35分は切れなかったが「順位やタイムはそれほど気にしていない。自分のペースで走れた」と爽やかに汗をぬぐった。

 銀行員時代の42歳の時、町内の仲間に誘われ、敦賀マラソンに初めて参加。「しんどかったけれど、何とも言えない達成感があった」。以来、春3回、秋3回のペースで県内外の大会に出場し続けてきた。自分の好きなタイミングで1人でも取り組めるのがランニングの魅力だという。市民マラソン出場は今回が249回目。節目の次回は10月の敦賀マラソンで刻む予定だ。「マラソンで足腰が鍛えられ、大きな病気もせず、健康を保つことができた。『継続は力』。これからも走り続けたい」と意気盛んに話した。

 美浜町大藪の児童は、大会当日の12日が10歳の誕生日。節目のバースデーランで1.5キロを完走した。父親も3キロを完走しゴール後、「記念の日に楽しめた」と仲良く声を弾ませた。

 親子は昨年の大会では親子の部に参加。今年は初めて別々に挑戦した。1人での出場に児童は「走る前は緊張したけれど、目標の9分を切ることだけを考え、無心に走った」という。一つ“お兄さん”になり、「短距離は得意だけど、長距離は苦手意識があった。来年も絶対出場する」と笑顔で話した。

 選手宣誓を務めたのは、美浜西小3年児童と1年の妹、父親と母親の4人。美しい海と山を見ながら、楽しく力いっぱい走ると誓った。

 2組のペアで1.5キロ親子の部に出場。家族で2組が同部に出るのは町内からは一家だけだったため、町から依頼を受け、大役を担った。子供2人は将来の夢を発表し、「これからも夢に向かって走り続ける」とも宣言した。会場からは大きな拍手が送られた。

 開会式などがあった丹生特設会場には五木ひろしさんのパネルが設置され、撮影スポットとしてランナーの人気を集めた。

 パネルは、昨年の五木さんの「ふるさとチャリティーコンサート」の収益金で購入した福祉車両の隣に設置。笑顔の五木さんと肩を組めるように制作した。

 今年、五木さんはスケジュールの都合で参加できなかったため、三重県の会社員は「お会いできなかったので、よい記念になりました」と笑顔で話していた。

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