若狭町制20周年記念ロゴマークに選ばれた横山さんの作品=27日、町リブラ若狭

 福井県若狭町の渡辺英朗町長は2月27日の記者会見で、公募していた町制20周年記念ロゴマークが決まったと発表した。町特産の「福井梅」をモチーフにした青森市の横山さんの作品が選ばれた。

 若狭町は旧三方町と旧上中町が合併し、2005年3月31日に誕生。24年度末で20周年を迎える。町は昨年11月22日から1月15日までロゴマークを募集。全国から419点の応募があった。

 最優秀作品に選ばれた横山さんの作品は、「20」の「0」を梅の花と実でデザイン。花が集まり輪を作る様子は町民同士のつながりや町のにぎわいを表現。中心にある実は町民の思いが一つになり、未来に向けて色づき始めていることを表している。

 ロゴマークはチラシやポスターなどで使い、20周年をPRする。横山さんには副賞として20万円が贈られる。渡辺町長は「全国各地から多数応募いただき感謝したい。素晴らしいロゴを使いながら20周年を盛り上げていきたい」と話した。

 この日発表した24年度一般会計当初予算案では20周年記念事業費として3700万円を計上。10月19日に町パレア若狭で記念式典を開くほか、同日前後の期間を「WAKASA SDGs Week(仮称)」とし、さまざまなイベントを展開する予定。

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