JR小浜駅の待合室に隣接し、机などの作業スペースが設けられた「にぎわい創出施設」=2日、同駅

 JR小浜駅の待合室のリニューアル工事が終わり、隣接する「賑(にぎ)わい創出施設」と合わせ3月2日、オープンした。学生が勉強する場所や地域住民が集う場所として提供する。

 北陸新幹線県内開業に向け、小浜の玄関口となる駅の利便性向上を目的に市がJR西日本に提案し、昨年9月から約3千万円かけて改修を進めてきた。

 待合室に加え、隣接する旧レストランスペースに同施設を設け計193平方メートルを改装した。席数は24席から64席に増え、同施設には机やカウンター、コンセントやWi-Fiを整備し、勉強や会議など多様な使い方に対応できるようにした。

 記念式典が2日行われ松崎晃治市長らがテープカットした。若狭高書道部のパフォーマンスなどが披露され約100人の市民でにぎわった。

 同施設利用は無料。午前9時から午後8時までは予約不要で利用できる。午後8時から同10時の利用は予約が必要。

 問い合わせは市新幹線・交通まちづくり課=電話0770(64)6067。

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