• 北陸新幹線県内開業日の上り一番列車の運転士を務める浦松さん=4日、敦賀市の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)
  • 北陸新幹線開業日のかがやき502号の運転士の浦松さん(右)と車掌の和泉さん=4日、敦賀市木ノ芽町の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)
  • 北陸新幹線開業日の乗務員に決まった左から寺沢さん、新谷さん、和泉さん、浦松さん=4日、敦賀市木ノ芽町の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)
  • 北陸新幹線開業日の乗務員に決まった左から寺沢さん、新谷さん、和泉さん、浦松さん=4日、敦賀市木ノ芽町の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)
  • 北陸新幹線開業日のかがやき502号の運転士に決定した浦松さん=4日、敦賀市木ノ芽町の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)
  • 北陸新幹線開業日のかがやき502号の車掌に決定した和泉さん=4日、敦賀市木ノ芽町の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)
  • 北陸新幹線開業日のつるぎ1号の車掌に決定した寺沢さん=4日、敦賀市木ノ芽町の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)
  • 北陸新幹線開業日のつるぎ1号の運転士に決定した新谷さん=4日、敦賀市木ノ芽町の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)
北陸新幹線県内開業日の上り一番列車の運転士を務める浦松さん=4日、敦賀市の北陸新幹線敦賀駅(長島昌徳撮影)

 北陸新幹線が福井県内で開業する3月16日の上り一番列車「かがやき502号」の運転士をJR西日本の浦松義幸さんが務めることになり3月4日、新幹線敦賀駅で報道陣の取材に応じた。「県内開業に努力された全ての人の思いを胸に、乗客の皆さんに安心と安全を届ける」と意気込みを語った。能登半島地震の被災地に対し「県内開業で北陸全体が盛り上がり、早期復旧につながれば」と心を寄せた。

 浦松さんは1994年入社。在来線運転士などを経て、北陸新幹線では2017年から長野―金沢間で車掌を、18年から運転士を務める。

 悪天候に伴う列車遅延など数多くのトラブルに冷静に対応した経験が評価され2月18日、上司から一番列車の乗務が伝えられた。午前6時11分敦賀発東京行き「かがやき502号」は、12両914席の切符が約4分で完売した注目の列車。震えるような緊張と同時に「古里の歴史的瞬間に立ち会える」と高揚したという。

 運転士になるのは幼少期からの憧れだった。3歳の頃、出身地おおい町で祖父と眺めた小浜線の気動車に心を奪われ、高校卒業後にJRに入った。15年の金沢開業時はテレビニュースを通して熱気を見つめた。敦賀延伸の際は始発の運転ができたらと、「かなうはずもない夢を心の内でひそかに願い続けた」という。

 当日は敦賀-金沢間の運転を担う。「光栄のひと言」と大役を受け止め、長年支えてくれた妻と高校生の息子に感謝を示した。

 この日は浦松さんのほか、同乗する車掌と、下りの一番列車で6時金沢発敦賀行き「つるぎ1号」の運転士と車掌も取材に応じた。つるぎ1号の運転士新谷均さん(42)は、震度6強を観測した石川県珠洲市出身。「被災地に明るいニュースが届けばと思う。北陸が盛り上がることを全国の皆さんが期待しているはずだ」と語った。

 つるぎ1号の車掌寺沢篤人さんは、「初列車に乗りたいという社員が多い中で選んでもらいうれしい。とても緊張しているが、しっかりと準備してその日を迎えたい。北陸新幹線の敦賀開業によって、能登半島地震の被災地の方々に元気を届けられたらと思う」と話した。

 かがやき502号車掌和泉雅寿さんは、あまりの大役に「本当に自分でいいんだろうか」と最初は戸惑いもあった。始発であっても、乗務員としてやるべきことは変わらない。やるべきことをしっかりとやる。乗客の皆さんが最高の一日を過ごせるよう、最高の笑顔で務めたい」と意気込みを話した。

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